ご依頼のきっかけ・ご提案
もともと大工をされていた方のお住まいで、現在では屋根も上れなくなったので見てほしいとのご依頼をいただきました。
そろそろ漆喰をしないとお考えになっていたそうです。
実際に現地で拝見させていただくと、剥がれていたり、傷んでいる箇所がありましたので、漆喰の詰め直しの補修をさせていただきました。
施工
古い漆喰撤去

漆喰の「打ち直し」をおこないます。
まずはじめに、劣化した古い漆喰を取り除いていきます。
写真に写っているのは「瓦槌」とよばれる専用の金槌です。
とがった部分で漆喰を壊しながら、瓦を傷つけないよう丁寧かつ慎重に取り除いていきます。
▷参考記事:瓦屋根には漆喰補修が必須!費用相場や補修内容を解説
新しい漆喰

新しい漆喰を詰め込んでいきます。
漆喰専用の特殊なコテ「鶴首」を使用して、隙間ができないように詰め込んでいきます。
厚塗りし過ぎると瓦からはみ出して、その部分から雨水が染み込みやすくなり、薄くすると剥がれやすくなるので、適切な厚みで均一になるようにします。
漆喰詰め直し前


漆喰詰め直し後


これにて完工です。
施工後はお客様自身で漆喰を確認され「きれいになったね。ありがとう。」と言っていただきました。
実際に現場で働かれていた方からお褒めのお言葉をいただき、喜びもひとしおです。
担当者のコメント
このたびは「愛産ホーム」へご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
漆喰が経年劣化のため、剥がれたり、傷んでいたりとしていたため、漆喰の詰め直しをさせていただきました。
和瓦は大変耐用年数の長い屋根材で50年から100年ほどもつと言われていますが、土台に使用されている漆喰は瓦ほどの耐用年数をもたないので、注意が必要です。
15年から20年ほどでひび割れなどの劣化が始まるとお考え下さい。
ズレや雨漏りだけでなく、最悪の場合落下や棟瓦部分の倒壊などの危険性もあるため、定期的にメンテナンスをしていただくことをおすすめしています。
弊社では漆喰の詰め直しも多数お取り扱いしておりますので、ご心配ごとがありましたら、お気軽に「愛産ホーム」までご相談ください。
▷参考記事:瓦屋根のメンテナンスをすべき劣化症状と費用相場をご紹介
▷参考記事:屋根の「漆喰」とは?役割やメンテナンス方法
