ご依頼のきっかけ・ご提案
ケラバの瓦が外れそうになっているとのことでお問い合わせをいただきました。
現場で拝見させていただいたところ、中が腐食している状態でした。
今回は足場を立てたくなく、こちらの部分だけ対応してほしいとのことでしたので、該当の箇所のみ補修をさせていただいています。
施工前
 
こちら建物の正面や背面から、外側にせり出している部分をケラバといい、雨水や紫外線から建物を保護するために特殊な形状をしたケラバ瓦というものを覆うように設置します。
こちらの瓦が外れかかっている状態でしたので、すべて撤去させていただくと、劣化した貫板が出てきました。
貫板はケラバ瓦を固定するためのものです。
使用されていた木製の貫板は、釘に沿って大きな割れ目ができている状態で、木自体がすでにやわらかくなっており、ボロボロとくずれていました。
当然固定力もないので、ケラバ瓦が外れてしまったのでしょう。
▷参考記事:屋根の破風板、鼻隠し、ケラバとは?それぞれの役割やメンテナンス方法
▷参考記事:屋根の役物とは?役物の種類や機能・名称について徹底解説!
施工中
貫板交換
 
下地となる貫板を新しく交換させていただきました。
貫板は、木製や樹脂製などがありますが、木製のものは、腐食や、割れなどによって比較的劣化が進行しやすいです。
低価格でのメンテナンスをお考えの方にはおすすめですが、10年から15年ほどで腐食がはじまるので、その時期がきましたら交換などのメンテナンスをお考えください。
▷参考記事:雨漏りを防ぐ屋根の「貫板」とは?役割や種類、メンテナンス方法を解説
ケラバ瓦設置

貫板の上からケラバ瓦を設置していきます。
屋根の端にあたり雨水などが侵入しやすいので、隙間ができないようしっかりと固定します。
施工後

これにて完工です!
お問い合わせのあった次の日に作業をさせていただいただめ、すぐに対応してくれたと大変喜んでいただけました。
担当者のコメント
このたびは「愛産ホーム」へご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
ケラバ瓦が外れかかっているとのお問い合わせをいただきましたので、一度瓦を外したうえで土台の貫板を新しく交換させていただきました。
貫板は木製のものに加えて、最近では樹脂製や金属製のものも普及してきています。
耐久性を高めるには樹脂製、金属製、お値段を重視する場合は木製のものにするなど、今後のメンテナンス計画や予算に合わせてご検討していただければと思います。
雨漏りについて気になることや、ご心配ごとがありましたら、お気軽に「愛産ホーム」までご相談ください。
